50近くの手習い ―数学編―

数学を学びなおそうと思い立った47歳の奮闘記です

何を勉強するのか

3. 何を学ぶか

 さて, 数学を勉強し直すといっても, 何から勉強し直すか…

大学では, 微分積分(解析), 線型代数, 統計学などを学びました. それぞれなんとか単位をとれたのですが, 理解できたというよりも, 試験をたまたま突破できただけで, 試験についても, できたという感じすらなかったように記憶しています. 

私の仕事に最も関係があるのは統計学ですが, 統計学は応用的側面が強いことや, 本格的に勉強しようとすると微分積分線型代数の知識が求められます. その知識が乏しいので, 微分積分線型代数からじっくりと勉強する必要があります.

線型代数に対する苦手意識のほうが強いのですが, 微分積分は高校時代から接しているのでなじみがありますし, なんとなく全体像がわかっているような(気がする)分野から始めるのがきっといいのではないかと思うので, 微分積分から始めてみようと思います.

 

4. どう学ぶのか

何を学ぶのかと同時に, どう学ぶのかということをしっかりと定めることは, きっと大切でしょう. 私は飽きっぽく, すぐに関心があちらこちらに向いてしまうので, これまで, 何度も失敗してきています. さらに, わからないことに直面すると, どうしても, 他の本にあたってみようとか, 考えるのをやめてしまったりしていました. 

また, 学校での勉強は試験さえ突破してしまえば, 理解できていなくても, そのままにしてしまっていました. 学校での勉強とは異なり, 自分で納得できる勉強をしたいと思います. 

私が自分でできるようになりたいことは, 数学書を読めるようになること, それは, 自分で論理を追いながら読めることです. これまでにも数学書に挑戦したことがありますが, 書き写して, 勉強した気分になっていました. 書き写しから学びとることがあればよかったのですが, それだけで勉強した気分になって終わっていました. 途中の論理などはわかっていなくても, ただ書き写していたわけです. 

今回も書き写しながらという部分は多いかと思いますが, 写して終わりではなく, 行間をしっかり納得できるまで考えるという姿勢で勉強しようと思います.